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3. 実際には:インクジェット用デカール作成
デカール自作業界の中では、アルプス電気の MD-**という、マイクロドライ方式(溶融型熱転写方式)なるプリンタを使うのが定番のようです。 なぜなら、1. デカール上のインクは水に溶けてはいけない 2. 基本的に透明なデカール用紙に白いプリントをする場合、白インクが必要となる といったデカールの課題を ALPS MD-**は克服しているからです。

一方、水に弱く白インクのないインクジェット方式のプリンタでは、デカール印刷はできないと言われてます。 ……が、インクジェット・プリンタ用デカール用紙というものを発見しまして、これで作ってみることにします。 (ていうか、実際は過去にギターで使用済み)

プリント方法は付属の説明書きを読めば分かる程度なのですが、大まかな手順とポイントを、またまた箇条書きにしてみます。

● まずは Adobe Illustrator などのソフトで原稿をつくる
● 透明シートにプリントした後で、ノリになるシートを貼付ける、という
 構造なので、原稿は鏡像の状態にする必要がある
● 黒100% 部分はシートに定着しづらいので、色インクを使って
 濃紺などで限り無く黒に見えるようにする必要がある
● インクが乾くまで丁寧に扱って、丁寧にノリ・シートを貼る
● プリントされた個々のパーツのまわりを、それっぽく切り抜く
● 水に浸して実際に貼付けるが、印字面は隠れているので位置決めは勘
● 乾燥後、クリアでトップコートする必要がある/した方がいい


そんなこんなで、インクジェットでもなかなかの仕上りになるのです。



-- figure4: 正面から見るとこんな感じ(実物はハガキ大)

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