4. 開発:ブリッジ作成 |
今回の改造で最も重要、というかほとんど全てのブリッジ作りですが、黒檀という木は密度が高く硬いので加工が大変です。そして削ると粉が出て花粉症みたいになりますので要注意です。
さわりの構造は、基本に帰るということで、本物の方のシタールのブリッジを参考にしました。要は弦の振動がビミョウにビビれば成功なのですが、ローポジションでもハイポジションでも、また1弦から6弦までさわりがでるように調整するのは
ちょっと厄介です。弦とブリッジ上面の接触具合・角度調整が、今回のキモです。あと、もう一つの課題はオクターブ・チューニングでした。
弦とブリッジが斜めに接してるために、支点が思ったように決まらないのです。
普通のギターが、弦高やフレットの調整具合によってビビってしまうことは良くあるので、全部ビビらせることができたらシタールになるなあ、と考えてみたこともありました。でも今回、ブリッジを作った方が早いことが分かりました。(笑)
テールピースは、デフォルトのボディにはり付いてるタイプでも構わないのですが、その後、よりさわりを調整しやすいように Gibson ES335 タイプに取り替えました。

-- figure4: ブリッジとデフォルト・テールピース/ブリッジと335系テールピース
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