2. スペック決定フローチャート |
フローチャートというほどではありませんが、今回の検討事項を作成手順ごとにまとめました。
1. スピーカー・キャビネット(匡体)の理想サイズを決める
・10W位のコンボ型アンプのサイズ(タテヨコ30〜40cm程度)よりも小さくしたい
・20〜25cm の匡体で、小柄ながらしっかりした作りを目指す
2. スピーカー本体を選ぶ(インチ、出力W、抵抗Ω、ブランド等々)
・6.5 inch で探す(8 inch だと30cm 近くなってしまう)
・Maga-brain の出力抵抗は4Ω、通常はスピーカーの抵抗も同じにする
(でも「アンプΩ<スピーカーΩ」なら問題は無いらしい)
・... ということで決定したのが ”EMINENCE LEGEND 675”
・課題:楽器用のスピーカー自体、あまり日本で売ってない
US の通販で買うには送料が高くつく(確か本体$35くらい送料$45くらいだった)
3. キャビネットの実際のサイズを決め、簡単な設計図・板取り図をつくる
・厚さ1.5cmの板で、16x22.5cmを4枚、19.5x22.5cmを2枚、というシンプル設計
・板取り(予想)図があれば、木材探し&カット依頼に便利
4. 使用する木材を決め、カットする
・今回もまた「もくもく」(軍手持参をおすすめします)
・価格・密度ともにひかえめの”アガチス”単板に決定
・スピーカーの組み立ては圧着の精度がポイントになるので、カットはプロにお願い
5. 組み立て、塗装をする
・木工用ボンドによる圧着を主として、木ネジ等は補助的に使用
・今回の塗装はウレタンニスを使用、塗装後は板を叩くと少しカラカラした音になる
6. スピーカーを取り付け、配線する
・スピーカーはキャビネットの内側に取り付けてみた
・ケーブル(内部配線含む)は今のところ”Monitor PC”白黒のねじったやつ
7. 背板を調整して、最終的な音質を決める
・背板を閉じたり半開きにしたりて、好みの音質をチェック
・今回はクローズド仕様に決定、低音域を箱なりで補完する感じなのかな?
・大きめのスピーカーならオープンの方が素直な音になるかも
...というわけで、作業自体はここまでで完了です。

-- figure2: 設計図・板取り図、カット時に端材で内部補強用の棒も作ってもらいました

-- figure3: 組み立て、塗装まで完了したところ (例によって、作業が佳境のときは撮影の余裕なし)
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